フルサークル・ラーニングとは、子どもたちに「社会の手助けをする機会」を体験させる教育モデルです。学校などでは何をどのようにして学ぶかを教えますが、フルサークル・ラーニングはなぜ私たちが学ぶべきなのかを教えます。
 実際的な目標を頭に描かせ、手と心を動かし、利他主義的なアイデンティティを啓発し(養い)、そして素質・才能・適性を伸ばします。それらの学習を通して“輪(Full-Circle)”を描きながら人間全体の成長を促します。


この教育モデルは「こころを育てる」「学習を豊かにする」「感性を豊かにする」「問題解決能力を育てる」「地域にかかわる」の5つの要素を学びのプロセスに総合的に組み込んでいます。これら5つの要素を通して子どもが育っていけるように、子どもたちに学習課題を日々の生活の中で実践させ、学びの習慣として定着させます。また自分の住んでいる地域での生活や、将来社会人として仕事を持ったあとの生活にも想像力をめぐらせる総合なプロジェクトを通して、社会を支えるとはどういうことであるのかについて親子でともに考えます。
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子どもたちの成長を促進し、自立を助長する次のリンクの40項目について、現在の状況を見直すことが大切です。
→小中学生の発達のための40項目の資産








Q:フルサークル・ラーニングを始めるのは、どのような人なのでしょうか?
A:子どもが育つ学びのプログラムに関心のある方であれば、どなたでも取り組むことができます。
子どもが積極的に社会経験を積むことを望む親であれば、自分の家庭または地域活動において実行できます。子ども会代表者、地域ボランティアまたは塾の講師、PTA関係者や部活動の顧問、学校の教師など。子どもの健康な心、学ぶ力、感性、コミュニケーション能力を、社会活動につなげることができます。


Q:フルサークル・ラーニングは、どのように始めるのでしょうか?
A:子どもの育成に関わってきた人であれば、すでにフルサークル・ラーニングのようなやり方で教えていらっしゃるかもしれません。この取り組みは小さな種を撒くようなもので、その効果は次第に広がっていきます。






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フルサークル・ラーニングに関するウェブサイトの紹介

Full-Circle Learning(米フルサークル・ラーニングサイト)※英語表記

山口県立大学